埼玉大学研究シーズ集2025-27
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ものづくり● 異種金属を用いた造形品の特性制御● 複雑形状造形のための CAM システム開発● 新たな AM 技術開発● AM +切削複合加工技術開発54【最近の研究テーマ】産業界へのアピールポイント実用化例?応用事例?活用例阿部 壮志(アベ タケユキ) 准教授大学院理工学研究科 機械科学部門 生産科学領域ワイヤ+アーク方式 AM複雑形状造形サンプルキーワード 積層造形 金属材料 異種金属 溶接 切削加工● 大型金属製品の高能率造形● 複数種類の金属を組み合わせた造形による高機能化● CAM システムなど加工支援ソフトウェア(特許第 6265376 号、特許第 6754118 号)● AM +切削の複合加工● 航空機部品など高機能材料部品● 船舶、建築部材などの大型部品● 金型などの補修3D プリンタと呼ばれる装置において、特に金属を造形可能な技術の開発を行っています。この技術は、金属を局所的に溶融?固化させることで三次元設計データから直接目標とする形状が造形可能で、アディティブマニュファクチャリング(Additive Manufacturing:AM)と呼ばれています。AM 技術にもいくつか方式がありますが、中でも溶接技術を応用した方式は、航空機部品や金型などの大型製品の製造に適した低コストで生産能率の高い加工が実現可能です。具体的には、他の加工では難しい軽量で高強度な構造の造形や、複数種類の金属材料を用いた一体造形によって、これまでにない材料特性をもつ製品の製造ができます。AM 技術における造形原理の解明や造形物の評価、既 存 の 加 工 方 法 では 実 現 不 可 能 な 高付 加 価 値 を 有 す る製 品 を 造 形 す る ための加工技術開発、仕 上 げ 加 工 を 含 めた 工 程 設 計 方 法 の提 案 な ど を 行 っ ています。産業用金属 3D プリンティング

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